概要

TECS コンポーネント記述言語 (TECS CDL) の記述方法について、説明します。

対応バージョン

TECS ジェネレータ V1.3.1.0 の実装に対応します。

それ以降の新機能については「TECS V1.4.0 ~ V1.7.0 の新機能」の項を参照して下さい。

共通事項

TECS CDL 全体にわたり共通する仕様を説明します。 TECS CDL の文法は、C 言語の文法と親和性のあるものとなっています。

  • CDL ファイル

    TECS CDL は CDL ファイルに格納します。 CDL ファイルの拡張子は '.cdl' です。 CDL ファイルは、通常文字コードとして UTF-8 を用います。しかし、7bit ASCII を含む文字コードであれば、他の文字コードも可能です。 ただし sjis のようにマルチバイト文字の2バイト目以降に特殊な文字が来る可能性のある文字コードは、扱えるとは限りません。

  • 字句

  • 名前有効範囲

  • 名前付けの慣習

【補足説明】TECS ジェネレータ V1.3.0.1 の実装では、sjis, euc, utf-8, 8bit-ASCII を扱うことができます。

TECS CDL の記述内容

TECS CDL に記述する内容には、以下のものがあります。 前方参照に制約があるため、基本的には、以下の順序で記述します。前方参照とならない場合には、この順序に限定されません。

シグニチャ、セルタイプ、複合セルタイプの名前衝突を防ぐ目的で、ネームスペース記述を用いることができます。 セル(間接的にセルタイプを含む)のレイアウト、および名前衝突を防ぐ目的で、リージョン記述を用いることができます。